本院 緩和ケア診療部の紹介|充実の研修プログラムで麻酔のプロを目指そう!

住所

トップページ  >  部門紹介 緩和ケア診療部

本院緩和ケア診療部

施設概要

患者のそばに寄り添う緩和チーム

当院の緩和ケアチームは、多診療科・多職種のメンバーから成り立っており、2012年度に現在の腫瘍センター緩和ケア診療部長である下山直人先生を迎え、さらに充実したものとなりました。患者主体の医療を実践すべく、チーム全体で切磋琢磨しております。

スタッフ人数・構成

緩和ケア専従医5名、精神科医2名、がん看護専門看護師2名、薬剤師4名、管理栄養士2名、鍼灸師2名、臨床心理士(天台宗僧侶)1名、スピリチュアルケアワーカー2名(僧侶)からなるチームです。ここに麻酔科レジデント1-2名が1~3ヶ月交代でローテートします。

部門紹介・特色

◆患者目線の医療を実践するために〜緩和ケア医の役割〜

担がん患者さんは、その痛みで苦痛を感じることが多いのですが、痛みだけが困っているのではありません。患者さんの声に耳を傾け、しっかりと診察をすることで、本質的な問題は何か見つけ、全人的な苦痛のマネジメントをしていきます。
診療実績(2016年度):510名(1日の回診患者 約 30-50名)

◆各診療科との架け橋になるために〜合同カンファレンス〜

週1回、放射線科医にも参加していただいてCT、MRI、骨シンチなどの画像供覧カンファレンスを行い、患者の痛みの原因、今後起こりうる症状などを教育的に議論していきます。

カンファレンス カンファレンス

また、各病棟カンファレンス(現在、定時カンファを11H、12H、17H、19H、5Eの各病棟で行っているほか、death conference随時、コンサルテーション時の主治医と病棟看護師を含めたミニカンファも頻繁に行っています)では、各科の先生、病棟看護師さんたちの疑問に対応し、スーパーバイザーとしての役割を担います。

病棟カンファレンス 病棟カンファレンス
◆緩和医療の未来のために〜研究の推進〜

疼痛機序の原因究明や新薬の開発など、緩和医療はまだまだ解明できていない領域がたくさんあります。患者の苦痛緩和のために、臨床研究はもちろんですが基礎研究においても研究計画作成、英語論文作成に関してサポートできる体制をもっています。
そして、緩和ケアチーム全体で、その研究結果を世界に情報として発信するための英文雑誌への投稿を積極的に行っています(2013年実績  2編、IF:6.88、他 in press 1編 )。また、緩和ケア研修期間中に緩和ケア教科書の分担執筆、総説の作成に最低1編に関わり、名前が載るように指導しています(年間10編以上、2013年13編)。

◆基礎研究テーマ
(下山恵美担当)

①化学療法惹起性末梢神経障害の分子生物学的機序の解明とその治療
②新しいオピオイド・ペプチドの合成とその効果に関する研究
③オピオイドの眠気に対するオレキシンの有効性に関する研究(筑波大学柳沢教授との共同研究)

◆臨床研究のテーマ
(下山直人担当)

①がんの難治性腹膜炎の痛みに対する各種鎮痛補助薬の有効性

基礎研究、臨床研究に関してInternationalな学会発表もしております。

スタッフ紹介

下山 直人教授・緩和ケア診療部長

緩和ケアは決して末期の看取りだけの医療ではありません。がん患者の痛みをはじめとした苦痛を、がんと診断された時点から、がん治療の開始時から積極的に和らげるための臨床、研究、教育の向上・発展を、私たちはめざしています。緩和ケアは、特殊な医師が特殊な医療をやるわけではありません。死が近い患者さんを目の前にして、その患者の生きることを支える、尊厳を保つ、家族も守る。皆さん考えたことがありますか。できますか。私どもの所では、回診、カンファ以外は縛りがない自由な環境です。でも、1日に約30-50人の患者・家族の生への壮絶な戦いと生を締めくくる大事な時間を支えていくという気持ちを持てるようになると、私たちの所の研修は相当忙しい、ちょっとつらい日々だと思います。だから私たちは、笑顔と優しさで、多職種のチームで患者さんだけでなく、お互いも支え合います。月1回の緩和医療の招待講演会と、その後の世界各国料理の飲み会は、そのために行っています。私たちの所に涙を流しに来ませんか。

下山先生日本麻酔科学会指導医
日本ペインクリニック学会専門医
日本緩和医療学会暫定指導医
日本癌治療専門医専門医機構がん治療認定医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医

下山 恵美教授・緩和ケア診療医長

緩和ケアはがん患者さんの抱える様々な苦痛を「緩和する」、つまり和らげることを目的としています。痛みの治療のスペシャリストである麻酔科医の専門性を大いに生かすことができる分野です。しかしがん患者さんの抱える苦痛には痛みの他にも様々な身体的苦痛や心の苦痛があり、それらが互いに影響し合います。患者さんの苦痛はひとりひとり異なります。緩和ケア診療部では緩和ケアチームの中核として、毎日多くの患者さんを診ていますが、それぞれの患者さんの苦痛に真摯に向き合い、また、チームの他のメンバーと協力し合うことにより、患者さんから多くを学ぶことができることを実感しています。また、患者さんから得たものを少しでも緩和医療学の発展に役立てられるよう、研究および教育にも力を入れています。

下山恵美先生日本麻酔科学会指導医
日本ペインクリニック学会専門医
日本癌治療専門医専門医機構がん治療認定医

 

伊藤 健作助教・麻酔部診療医員

布間 寛章助教・麻酔部診療医員

レジデントの1日

レジデントの1日