2月23日

通常の腹腔鏡手術は3、4ヶ所の「あな」だけで、おなかを大きく開ける開腹手術と比べて、体への負担や術後の痛みが少なくて済みます。腹腔鏡手術は1990年代以降、超音波メスなどの機器の進歩と相まって爆発的な普及を認め、胆嚢摘除術に始まり胃癌や大腸癌など色んな手術に応用されている術式です。

最近では、なんと一つの「あな」でやってしまう、腹腔鏡の手術。 単孔式腹腔鏡下手術SILS(シルスSingle Incisional Laparoscopic Surgery)とも呼ばれ、お臍に2.5cm前後の小切開創を加え、お腹の中を観察するカメラと手術操作を行う鉗子を1ヶ所から挿入して行う手術方法です。

麻酔的には、腹腔鏡の麻酔で大きく変わることはありませんが、患者さん的には、傷も少なく、術後ほとんど目立たないという大きな整容上の利点もあります。

本当にどんどん進歩してきますね。

ちなみに、腹腔鏡の手術。侵襲は少ないし、簡単な麻酔と思われがちですが、血行動態など、結構奥が深いです。研修医の先生達は、ちゃんと勉強しておきましょう。

 

 

内海